新聞・雑誌の記事より

市民タイムス 2007年1月10日 情報ナビ 暮らす

親の愛情 形に残したい

 会社を辞め再就職活動中に、テレビ番組で紹介された「メモリアルシューズ」を知った。赤ちゃんが初めて履いた靴を透明樹脂でコーティングし、そのままの形で残すもので、「親の愛情が感じられる」とほれ込んだ。靴を加工している小県郡長和町の会社社長を訪ねて販売許可をもらい、平成十六年一月に波田町の自宅で販売店「シューズ・レオナ」を始めた。商品の良さをもっと多くの人に知ってほしいと、孤軍奮闘している。
 子供が自立への第一歩を踏み出した記念の靴。「大事に残す手助けをして、子育ての心の支えにしてほしい。子供たちが成長して靴を見たとき、親の愛情を感じるはず」と願いは膨らんだ。同時に、会社勤めの大変さを長年味わってきたこともあり「自由に仕事がしたい。この仕事なら老後も続けられる」と決断した。
 育児雑誌などに広告を載せ、チラシを作って小児科や産婦人科のある病院に置かせてもらい、インターネットで宣伝した。依頼のあった靴を加工してもらい、子供の写真やネームプレートを一緒にケースに収めて仕上げる。動物のぬいぐるみに靴を抱かせたり造花を飾ったりするデザインは、知人のアイデアや協力から生まれた。
 「かわいく作ってもらってうれしい」「二人目が生まれたら、またお願いします」の反響に目を細める。だが、「メモリアルシューズ」を知らない人は多く、いかに存在を知ってもらうかを模索している。昨年末にはケースに収めないコーティング加工のみの商品を発売した。それぞれの家庭の思い思いの飾り方をインターネット上で発表してもらえば、全国の人に知ってもらう機会になるのではと考えている。
 広告を見て問い合わせの電話が来ると、商品案内はするが売り込みはしない。注文の返事が来るのを何日もじっと待つ。営業に出掛けても「セールスマンらしくなくてよかった」と言われる。「経営者としては失格かな」と苦笑いする。「たくさん売ってもうけたいとは思うが、目くじら立てるほどじゃない。スピードの時代に、こんな悠長な商売があってもいいんじゃないかと思う」と気負いがない。
 子供たちは独立した。自分も自立した老後を生きようと、夢を追い続けている。

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 ●お問い合わせ=シューズ・レオナ Tel:0263-92-5751

月刊イクジィまつもと 2004年5月28日 イクジィTOPICS

「初めてのあんよ」の感動を記念グッズに

 子どもが初めて履いた記念の靴「ファーストシューズ」。ヨーロッパにはそのファーストシューズを、金や銅でメッキして「メモリアルシューズ」として大切に残す習慣があり、日本でも静かなブームとなっています。
 そんなメモリアルシューズの製作を、波田町の「シューズ・レオナ」に依頼できます。こちらでは、ゴールドやブロンズのメッキ加工だけでなく、透明な特殊樹脂加工(特許申請中)がメニューに盛り込まれています。これだと、模様や汚れ、キズもそのまま保存できるので、まさに「思い出の靴」として残せそうです。
 価格は靴1足(14センチまで)に飾りケース、台座、ネームプレートが付いて1万5750円、飾りケースなしで1万1550円。受け渡しには、自宅まで来てもらえます。
 「思い入れの深いものは、記念に残しておきたいものです。そんな『思い出残し』に一役買えれば幸いです」とシューズ・レオナ代表・花岡廣さん=写真。大人の靴も扱うほか、靴以外のものの加工も相談に応じていただけるそうです。

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 ●お問い合わせ=シューズ・レオナ Tel:0263-92-5751

信濃毎日新聞 タウン情報 2004年3月16日(金)生活経済面

思い出の靴いつまでも  樹脂加工して長く保存

 波田町の花岡廣さん(55)が子供が初めて履いた靴などを、樹脂加工して保存する「メモリアルシューズ」の取り扱いを始めた。家庭生活に恵まれなかった苦い経験から、「幸せな家族を見守る仕事にしたい」と運んだ、退職後の第2の人生だ。

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「仕上がった靴を届ける時の家族の笑顔が楽しみ」と、完成品を渡す花岡さん

波田町の花岡廣さん「メモリアルシューズ」取扱店に

 欧米では最初に履いた靴(ファーストシューズ)を金や銅でメッキ加工して残す習慣がある。
 メッキでは靴の模様や汚れが隠れてしまうが、長門町の精密プラスチック加工の尾美樹脂工業(尾美秀實社長)が、 特殊な透明樹脂で加工する方法を開発、特許申請中だ。
 花岡さんは、テレビニュースで同社の取り組みを知り、「これだ」と思い連絡、孫かわいさで思いついた尾美社長と意気投合。 中南信の取扱店として今年1月、「シューズレオナ」を立ち上げた。 店名は孫の玲央奈ちゃん(2つ)からもらった。
 花岡さんは電子部品商社に長年勤めたが、定年前の昨年秋退職。ニュースを見たのは、次の仕事を探していた時だった。
 自身の半生は、靴を大切に取っておくような環境ではなかった。酒を飲むと始まる父の暴力。自分の結婚もうまくいかず、 2人の子供を男手で育てた。
 「やり直しはできないが、問題を抱えた家庭に、自分なりにアドバイスできないか」という思いもあった。
 靴店や子供服店にパンフレットを置かせてもらい客を発掘中。
 「バレエシューズや部活動の運動靴、定年退職記念の通勤靴などの需要があるのでは。まずは靴を大切にする習慣を広めたい」と考える。
 最近、松本市里山辺の東金のどかちゃん(4つ)が、初めての発表会で履いたバレエシューズを加工した。
 思い出がこもる薄いピンク色そのままの仕上がりに、母ゆき子さんも「すぐ成長して履けなくなり、さびしかったから」と大満足だ。
 子供靴の加工は1足1万1000円、ケース付で1万5000円**

 ●お問い合わせ=シューズ・レオナ Tel:0263-92-5751

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